9月2日(土)の午前9時30分~14時まで「第6回防災と地域の広場inコープ春日」が熊本市西区春日のお店(コープ春日)で開催されました。この取り組みは、生協くまもとが熊本地震を契機に、誰もが安心して暮らせる地域の基地をめざして2017年から毎年防災の日に合わせて取り組まれています。
このイベントは、生協くまもとの「安心してくらせる地域づくり」の方針に基づき、「防災シェルターとしての機能」「こども・高齢者をひとりにしない機能」などの取り組みを「安心してくらせる地域の基地づくり」(略称:春日プラン)として、広く組合員と地域にお知らせするとともに体験してもらおうと始められたものです。
会場には、災害時に簡易トイレとして使用できる下水管直結の「マンホールトイレ」3基や、通常はベンチとして使用でき、座面を外せばかまどにもなる「かまどベンチ」、生活用水の確保に役立つ「防災井戸」などが設置されています。
当日は、春日12町内会自治会の支援による「ハザードマップで確かめてみよう」ウォーキングラリーや西消防署田崎出張所による火災時の煙体験、熊本市社協・ささえりあ花陵・三和による高齢者疑似体験、あらいぐま人吉による水害被災写真の洗浄体験、こくみん共済COOPによる地震VR体験、などもあり盛りだくさんの企画となりました。
その他、健康チェックコーナーやクイズなどもあり終日楽しく体験し学ぶことができる企画となりました。
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①健康チェック | ②ローリングストック |
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③熊本市社会福祉協議会、ささえりあ三和・花陵 | ④こくみん共済COOP |
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⑤組合員と職員 |
今回は、初日に軍艦島クルーズに乗船することで、参加者へ日本の近代文化を支えた端島(軍艦島)についての学習を兼ねる企画。2日目は、原爆資料館、千羽鶴の献納、虹のひろばへの参加により平和をテーマとした参加企画としました。
初日は、風の影響もなく予定通り長崎へ到着しましたが、台風6号の接近により軍艦島クルーズ船が出航できず、行先を「長崎ペンギン水族館」と「軍艦島ミュージアム」に急遽変更しました。
2日目は、長崎原爆資料館へ折鶴を献納するとともに原爆投下による長崎の悲惨な状況を現地ガイドの説明によりさらに深く学びました。その後、爆心地公園で犠牲になった方々へ手を合わせ、平和祈念像がある公園へ徒歩で移動しました。
平和記念公園からは、バスにて長崎市民会館へ移動し虹のひろばへ参加。今回は、台風の接近により、通常より参加者が少なかったようですが、被爆者の方がお話される体験談を皆さん真剣に聞かれていました。その他、中学生や高校生による平和の活動報告、ブラスバンドによる演奏などもあり平和について考える貴重な時間となりました。熊本へ帰る途中の高速道路では事故で渋滞もあり到着が遅くなりましたが、参加者全員怪我もなく無事に帰ってくることができました。
※参加者アンケートより
・虹のひろばでの高校生による「微力だけど無力じゃない。」の言葉が心に残りました。
・若い人がもっと戦争を知り、次の世代へ伝えていくことが大切だと思いました。
・日頃平和についてじっくりと考えることがないので、今回貴重な経験となりました。
・軍艦島には行けなかったが、ペンギン水族館や軍艦島ミュージアムも楽しかった。
・軍艦島には一度は行ってみたかったが、今回行けなくて残念です。
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長崎原爆資料館 |
千羽鶴献納(長崎原爆資料館) |
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長崎原爆資料館ガイドによる説明 |
虹のひろば(長崎市民会館) |
熊本県生活協同組合連合会の2023年通常総会を6月29日(木)にメルパルク熊本にて開催しました。
昨年までは、新型コロナ感染防止対策の為、マスク着用のお願いや手指消毒、検温などを行うと共に時間を短縮しての運営でしたが、本年は、新型コロナ発生前の状況に戻しての通常開催としました。
グリーンコープ生協くまもとの牧理事の開会宣言の後、主催者を代表して、熊本県生協連の嶋田会長より、安心して暮らせる地域社会の実現を目指し協力しながら取り組みを進めていきましょうとの挨拶がありました。
来賓の方からは、県消費生活課課長の三角様、日生協九州地連の森谷事務局長様よりご挨拶をいただきました。
今回の代議員出席については、会場参加13名、書面議決書5名となり、代議員18名全員出席で本日の会を進めることができました。また、各議案については、嶋田会長と木下専務により提案が進められ全議案とも全会一致で可決承認されました。
今回の役員改選にて、木下専務理事と小出理事が退任され、後任として、生協くまもとより推薦いただいた髙見正明様が専務理事へ、福祉生協から推薦いただいた松本幸太郎様が理事へ就任されました。
2023年度は、「生協間の連携、行政や他の協同組合間の連携を更に強め、安心してくらし続けられる地域社会の実現に向けて、より多くの団体とつながります。」を基本方針に活動を続けてまいります。
―通常総会議案―
第1号議案:2022年度活動・事業報告書及び決算関係書類承認の件
第2号議案:2023年度活動計画及び予算決定の件
第3号議案:役員選任の件
第4号議案:役員退任慰労金支給の件
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①開会宣言(牧理事) |
②株元議長 |
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③主催者挨拶(嶋田会長) |
④来賓祝辞(県消費生活課三角課長) |
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⑤来賓祝辞(日生協九州地連森谷事務局長) |
⑥議案提案(熊本県生協連木下専務理事) |
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⑦監査報告(成瀬監事) |
⑧退任理事紹介(木下専務理事・小出理事) |
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⑨新任理事紹介(松本理事・髙見専務理事) |
⑩閉会挨拶(上村副会長) |
2023年2月15日(水)14時~16時、毎年2月に開催している「組合員・役職員研修会」をホテルメルパルク熊本・2階「白川」で開催しました。コロナ過のため過去2年間はオンラインでの開催としましたが、3年ぶりにリアル開催としました。
講師に熊本県環境生活部県民生活局消費生活課職員のお二人を迎え、前半は福永公彦課長、後半は國武光徳消費者教育コーディネーターに「食品ロス削減について」をテーマとして講話をお願いしました。また、主催者挨拶は県連嶋田会長、来賓挨拶は日本生協連九州地連事務局長菅原清明様をお迎えして、ご挨拶をいただきました。
講話の内容は、福永講師から熊本県の取り組みとして「食品ロス削減推進計画の内容」「熊本県の現状と課題及び削減目標」を講話いただき、具体的な取組として熊本県が推進する「四つ葉のクローバー運動」(①てまえどり・②食べきり運動・③フードドライブ・④食ロスチェック)についてご説明いただきました。
また、國武講師からは「食料をめぐる現状と食品ロス削減に向けてできる事」について、クイズを交えながら、事業系の食品ロスと家庭系の食品ロスに分けて、分かり易くご説明いただき、最後には私たち一人一人の小さな取り組みが大事だということをお話しいただきました。質疑の時間には、2名の参加者から質問をいただき、それぞれの講師から丁寧な回答をいただきました。
本日、教えていただいた対策を熊本県内の生協グループ、JAグループ、消団連の構成メンバー全員で実践すれば、熊本県の削減目標は必ず達成できると思います。
是非、この研修会で学ばれたことを事業所やご家庭に持ち帰られて、役職員、組合員、ご家族等々、日々実践いただけたら幸いです。
尚、参加者は熊本県生協連会員生協の組合員と役職員、協同組合間提携推進会議(JA熊本中央会・厚生連・畜連)、熊本消費者協会・熊本県環境生活部県民生活局消費生活課・日本生協連九州地連より合計64名でした。
最後に、研修会後のアンケートは51名から回答をいただきました。5段階評価で4.3点と高評価でした。「さっそく教えていただいた食ロス対策を実行する。」と嬉しい声をいただきました。また、次年度の研修会テーマの要望は、1位「エネルギー問題」、2位「環境問題」、3位「社会保障関係」となりました。アンケートの声にお応えして、この中からテーマを設定して来年2月に開催します。
本日ご参加いただきました方々に、改めてお礼申し上げます。ありがとうございました。
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①司会:県連木下専務理事 |
②主催者挨拶:県連嶋田会長理事 |
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③来賓挨拶:日本生協連菅原事務局長 |
④前半の講話:県消費生活課福永公彦様 |
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⑤後半の講話:県消費生活課國武光徳様 |
⑥質疑:生協の組合員理事のお二人 |
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⑦応答:講師のお二人 |
⑧閉会挨拶:県連上村副会長 |
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⑨会場全体の様子(1) |
⑩会場全体の様子(2) |
11月15日(火)10時~12時に「くまもと消費者発表大会」、13時30分に「熊本県金融広報委員会」による講演会が熊本城桜の馬場城彩苑の「多目的交流施設」において開催されましたので、消団連の構成メンバーとして参加しました。
午前中の消費者発表大会は、テーマを「持続可能な地域社会と暮らし」として、構成団体から各団体の活動が発表しました。以下発表者と演題を紹介しますが、熊本県生協連からは地域生協2団体が発表を行いました。
①生協くまもと中野常任理事「ともに取り組むSDGs」
②グリーンコープ生協くまもと小林理事長「2027カーボンニュートラル」
③熊本市地婦連山川副会長「環境を守るために私たちが出来ること」
④JA熊本市企画生活課東野係長「女性部活動で学んだ食と農」
⑤熊本消費者協会上間会長「若年者への消費者教育」
午後からの講演会は、講師に「パックンマックン」を迎え「笑劇的国際交流」~日米の家庭でのお金模様~という演題で講演をいただきました。
内容は、日米のおこずかい事情や使い方の違いや「お金を貯める」という日本人「お金を育てる」というアメリカ人のお金に対する考え方の違い、詐欺や悪徳商法への注意喚起など、おかねにまつわるお話を面白おかしく講演いただきました。
写真は、熊本県生協連から発表した「生協くまもと」と「グリーンコープ生協くまもと」と講演会で講師を務められた「パックンマックン」です。
県連Facebookに沢山の写真で紹介しています。
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①生協くまもと 中野常任理事 |
②グリーンコープ生協くまもと 小林理事長 |
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③講師のパックンマックン |
④会場の様子 |
11月12日(土)~13日(日)9時30分~16時、熊本県農業公園カントリーパークにおいて、「2022くまもと農業フェア」に熊本県生協連は協同組合間提携推進会議(JAグループ10団体+県生協連)のメンバーとして参加しました。
今回の農業フェアは、コロナ禍でもあるため、会場の規模を縮小、ステージ企画は中止、出展団体の数は58団体として開催されました。
我々の協同組合間提携推進会議のブースでは、例年ヒオウギ貝を炭火で焼いて販売していたのですが、今回はJA中央会でCOOP+SDGsロゴ入りのエコバックを作成し、その中に構成団体が扱う商品やパンフレット等を入れて500円で販売、その販売代金は全額「日本ユニセフ協会」に寄付するとして来場者に各協同組合とSDGsの取り組みをアピールしました。その結果、約30万円の販売代金となり、後日ユニセフへ送金することとなりました。
会場内では、熊本県の農畜産物の販売、農業高校の生徒によるマルシェ、らくのう体験、農機具やドローン展示等々の出展、農業公園内には子どもが遊べる遊具、広場があり、多くの来場者が親子連れで賑わっていました。
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①各構成団体が協力して販売活動 |
②農業公園の入り口 |
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③会場案内の巨大パネル |
④来場者を迎える農の生け花 |
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⑤協同組合間提携推進会議のブース |
⑥エコバッグとその中に入れた商品 |
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⑦エコバッグを500円で販売 |
⑧県畜産農業協同組合連合会のブース |
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⑨会場の様子(1) |
⑩会場の様子(2) |
11月12日(土)10時~15時まで、県連会員生協のグリーンコープ生協くまもとが「一緒にやろう。地球にいいこと!グリーンコープマーケットin花畑広場」を開催されました。
「みどりの地球をみどりのままで」をテーマに、全国からグリーンコープに納入されている46のメーカーさんが集結して、グリーンコープでしか買えない商品を販売されました。
また、参加費無料のワークショップ(MY箸つくり等)、熊本農業高校の生徒さんが開発した石鹸「シンデレラエオの輝き」の販売、熊本学園大・東アジア共生文化センターからフェアトレードコーヒーの販売、城北高校の生徒さんがグリーンコープのSDGsに賛同いただき、お手伝いいただけるようになった、グリーンコープフリーマーケットはパキスタンの学習支援や日本国内の就労支援が目的となっています。また空くじなしのガラポン抽選会なと、楽しい企画がいっぱいでした。
この取り組みのメインである組合員拡大では、当日加入で3千円相当の商品がプレゼントされるとのことでした。新しくなったサクラマチ熊本の目の前の花畑広場での開催とあって、この取り組みは、多くの方の目に留まったと思います。熊本県生協連も各会員生協の取り組みを広報することで、会員生協の支援につながるように県連のホームページにアップさせていただきます。
※沢山の写真で紹介します。
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①会場全体の配置 |
②新規加入コーナー |
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③抽選会のブース |
④抽選会の商品 |
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⑤手書きの展示パネル |
⑥玉子のつかみ取り大会も |
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⑦手作りお弁当・お惣菜 |
⑧熊本農業高校のブース |
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⑨手前はグリーンコープのキッチンカー |
⑩多くの人で賑わう会場内 |
11月11日(金)9時30分~12時、沖縄県教職員共済会館「八汐荘」4階会議室において、第28回九州ブロック生協・行政合同会議が開催され、嶋田会長と2名で実出席しました。
開催方法は、コロナ禍のため実会場とZoomを併用したハイブリット方式となり、九州各県の行政の担当者は全員オンラインでの出席、各県連からは長崎・大分・鹿児島はオンライン、それ以外の県生協連、厚労省・消費者庁・日本生協連は実出席となり、合計32名での開催となりました。
内容は、以下の4つの報告事項と全体交流でした。
※開会挨拶は、沖縄県生協県川越会長。厚労省からの挨拶は、厚生労働省社会・援護局地域福祉課 消費生活協同組合業務室 井上宏室長が行われました。
(報告)
①日本生協連報告:「持続可能な社会の実現を目指した全国の生協の社会的取り組み」
②消費者庁報告:「地域における消費者被害防止のための見守り活動について」
③沖縄県報告:「沖縄県の消費者行政の取組について」
④沖縄県生協連報告:「県内の様々なセクターとの協働の取り組みついて」
※全体交流を行った後、日本生協連九州地連江藤議長が閉会の挨拶を行われ、終了となりました。この合同会議は九州各県の持ち回りで開催されており、来年の開催地は佐賀県されます。
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沖縄県教職員共済会館「八汐荘」4階会議室 |
10月31日(月)~11月1日(火)熊本県生協連役員研修会を3年ぶりに実施しました。役員研修会目的は、役員間の懇親を深めること、見聞を広めることですが、今回はピースアクションinナガサキに2年間リアル参加できていませんので、「平和の旅」をテーマに以下の参加者と長崎県を訪問して来ました。
【参会者8名】
・熊本県生協連(嶋田会長、木下専務)・生協くまもと(成瀬監事)・グリーンコープ生協くまもと(上村理事、南監事)・熊大生協(竹山理事)・熊本県労働者共済生協(吉村理事)・熊本県小中学校生活(今村理事)
1日目は、高速道路を利用して長崎県に入り、先ずは軍艦島クルーズツアーに参加して、2015年「明治日本の産業革命遺産 製鉄・製鋼、造船、石炭産業」の構成資産の一つとして世界文化遺産に登録された端島(軍艦島)に上陸して、日本の成長を支えたエネルギー政策を学んできました。実際に上陸してみると写真で見る軍艦島とは違い、とても迫力があり当時の島民の生活が目に浮かぶようでした。
当時の人口密度はなんと世界一。東京人口密度の9倍以上とも言われるほどで、島内には病院や学校・寺院・神社・派出所や映画館・理髪店などが立ち並び、島の施設だけで何不自由のない完全な都市として機能していたことが推察できます。6月から9月の上陸率は15%との説明がありましたが、台風シーズンを避けて、この時期に実施して正解だったと思いました。
当時のままの姿で無人島になった端島は2001年に、それまでの所有者であった三菱マテリアル株式会社(元三菱鉱業)から正式に高島町へ譲渡され、長崎市の所有となり、2008年「九州・山口の近代化産業遺産群」の一部として世界遺産暫定リストに追加記載されることが決まり、端島(軍艦島)はますます注目を浴びはじめ、2009年4月より島への上陸が許可され、観光・見学が可能になったそうです。
2日目の旅の最終日はメインテーマの「長崎原爆資料館」を視察して来ました。今回は、平和案内人(84歳)に同行いただき、当時の様子を詳しく説明いただいたので、参加者一同「展示物を見るだけではなく、被爆者である平和案内人の生の声を聞けたのは、大変役に立った。また、2019年にリニュアルした資料館訪問は初めてで、新しい展示物も増えており、訪問して良かった。」と声をいただきました。
平和案内人からは、展示物の説明はもちろんですが、展示物の説明文に書いていない、また書くことが出来ないようなことも教えていただきました。本来は1時間30分かかる説明を時間の関係で1時間に短縮しなければならなかったことを残念に思いました。
3年ぶりの役員研修会で、役員間の交流も深めることができ、見聞も広げられて、参加者からも好評を得られたことは、大変良かったと思いました。
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①軍艦に見えるポイントから撮影した軍艦島 |
②今にも倒壊しそうなコンクリート構造物 |
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③上陸後に説明を受けた場所で集合写真 |
④クルーズ船乗客全員で説明を受ける |
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⑤長崎原爆資料館の展示室(1) |
⑥長崎原爆資料館の展示室(2) |
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⑦長崎原爆資料館の展示室(3) |
⑧長崎原爆資料館の内部(4) |
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⑨長崎原爆資料館の内部(5) |
⑩長崎原爆資料館の内部⑥ |
9月3日(土)午前9時30分~14時まで「生協くまもと」が熊本地震を契機に、誰もが安心して暮らせる地域の基地をめざして「防災と地域の広場inコープ春日」を熊本市西区春日の店舗「コープ春日」で開催されました。台風11号が接近しており雨模様でしたが、駐車場は満車に違い状態が続き、多くの方のご来場をいただきました。
尚、この取り組みは、2017年から毎年防災の日に合わせて取り組まれています。
このイベントは、生協くまもとの「安心してくらせる地域づくり」の方針に基づき、「防災シェルターとしての機能」「こども・高齢者をひとりぼっちにしない機能」「組合員のやりがい実現機能」の3つの機能をコープ春日で実現し、これらの取り組みを「安心してくらせる地域の基地づくり」(略称:春日プラン)として、広く組合員と地域にお知らせし、体験いただくために始められたものです。
会場には、災害時に簡易トイレとして使用できる下水管直結の「マンホールトイレ」3基や、通常はベンチとして使用でき、座面を外せばかまどにもなる「かまどベンチ」、生活用水の確保に役立つ「防災井戸」などが設置されています。来場された組合員の皆さんは各防災設備や機能の説明を真剣に聞かれ、使い方についても詳しく尋ねられました。防災井戸では、実際にポンプを動かして見る親子の姿が見られ「意外に重いね」など感想を言われていました。
今年は、春日12町内の子ども会による「ハザードマップでウォーキング」を企画され、地域住民を巻き込んだ取り組みとされました。参加者は大人4名、子ども8名、引率者3名で危険な用水路の場所や消火栓の場所などを40分程度歩きながら確認されていました。
また、停電に備えて「キャンドル作り実演コーナー」も新設され、材料はロウソクとクレヨンと紙コップとアロマオイルで、自分好みのキャンドルを親子で楽しみながら作成されていました。店内では、「子ども食堂」「フードドライブ」「ローリングストック商品の展示」等々、盛り沢山の内容でした。
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①開催前のミーティング | ②開店後のお出迎え |
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③マンホールトイレ1 | ③マンホールトイレ2 |
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④防災井戸1 | ④防災井戸2 |
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⑤かまどベンチ | ⑥健康コーナー |
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⑦キャンドル作成1 | ⑦キャンドル作成2 |
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⑧店内のフードドライブ | ⑨店内のローリングストック |
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⑩ハザードマップフォークラリー |
8月3日、熊日新聞に「余った食品を集めて寄付・フードドライブ」という見出しで、熊本県が参加民間事業所を募集するという記事が掲載されました。記者会見が行われ、その中で蒲島県知事は「今後、深刻化する食料の安全保障問題への意識を高め、県民全体で課題に取り組みたい」と強い意志を表明されました。熊本県庁でもフードドライブの取り組みが実施されていましたが、今回は規模を拡大して、熊本県と県連会員生協の「生協くまもと」と「熊本県ひとり親家庭福祉協議会」がタッグを組んで10月に実施されるそうです。
この取り組みの経緯は、昨年熊本県庁で開催された「熊本県食品ロス削減推進に関する有識者会議」の中で有識者から提案があり、今回に至ったそうです。
企画内容は、本来食べられるのに捨てられる食品ロスを減らそうと、余った食品を集めて寄付する「フードドライブ」に協力する民間事業所等約1500社に県から呼びかけを行い、従業員の方々に家庭に眠っている食品を会社に持参いただき、それを収集拠点である生協くまもとのお店「コープ春日」(熊本市西区春日7-27-60)に事業所の方が届けるというものです。集まった食品は、熊本県ひとり親家庭福祉協議会の方が取りに来られ、その後、子ども食堂等に有効活用される予定です。尚、この取り組みは全国初の取り組みになるそうです。
初めての取り組みなので、どの程度の食品が集まり、収集拠点である「コープ春日」では、仕分け作業にどの程度の人員と時間が掛かるのか、引き取りと食品を子ども食堂等に配布をされる「熊本県ひとり親家庭福祉協議会」の方には、どのような負担が発生するのか、全く分かりませんが、先ずは「やってみよう」という事で実施されます。
熊本県生協連も情報を発信することで役に立ちたいと考えます。是非成功裏に終了されて、2回目、3回目とこの取り組みが継続されるよう期待します。また、熊本県単位では厳しい面がありますので、各市町村単位での取り組みが広がり、地元の食品ロスは地元で有効活用ができるように、新たな仕組み作りができればと思います。
※活動日程は以下の通りです。
①9月末までに:家庭に眠っている食品を会社に持ち寄る
②10月3日~5日:会社に集まった食品を「コープ春日」に持参する
③10月6日~7日:支援団体が「コープ春日」に回収に来て、子ども食堂等にお届け
※この取り組みに参加する事業所は、8月3日~9月16日までに、県消費生活課にエントリーシートを送付してください。
詳しくは、県消費生活課ホームページをご覧ください。
https://www.pref.kumamoto.jp/soshiki/55/139423.html
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集約拠点となった生協くまもとのお店「コープ春日」 |
7月23日(土)10時、熊本市東部交流センターにおいて、生協くまもと主催の夏休み「親子で楽しむ木工教室」が開催され、13家族30名(大人13名・子ども17名)の参加者により、「スライド式本立て」を作成されました。講師は熊本県森林組合連合会より2名、事務局として生協くまもとより組合員理事と組合員活動部長の各1名、熊本県生協連より1名で、総勢35名でした。(参加費は、材料代の実費1300円のみ)
事前の申し込みは、なんと103名ありましたが、コロナ感染者が徐々に増加していたので、予め抽選で参加者を絞り、更に感染拡大が進みましたので、開催時間の短縮及び企画内容を簡素化し、感染対策を強化して実施されました。
この企画は、熊本県生協連が2022年度基本方針のテーマに掲げた「協同組合間の連携を強め、より多くの人々とつながります。」に基づいたものです。2月に開催された「ラウンドテーブル」の場で、事前に熊本県森林組合連合会が「木工教室」が開催できると聞いていましたので、生協くまもと組合員活動部に話を繋げ、夏休みに開催しようと本日に至ったものです。
開催にあたっては、参加プレゼントとして、協同組合間提携推進会議メンバーであるJA中央会からは「エコバック」、JA果実連からは飲料の「みかんちゃん」を提供いただきました。まず、環境問題も絡ませて「木育検定クイズ」からスタートしました。休憩は挟まずに、親子で一緒に協力しながら「スライド式本立て」を作っていただきました。感染防止対策として、閉会の挨拶等は中止して本立てが完成した親子から流れ解散とされました。
クイズ30分、作成30分の短い時間でしたが、参加者全員から「楽しかった。勉強になった。」との声をいただき、主催者側も大変充実した時間を過ごさせていただきました。参加した子ども達に「来年も企画したらまた来るね?」と尋ねたら、「絶対来ま~す!」と即答でした。
【アンケートのご紹介】
・くまもと花博の木工教室にも行って来ました。楽しい木工教室になりました。
・息子は、将来大工さんになりたいと言っています。でも、家でDYIなどできないので、このような機会を作っていただき息子も喜んでいました。親子でできるという点が良かったです。
・教科書を立てる本棚があればいいなぁと思っていたので良かったです。作り方が簡単で子どもでも作ることができて喜んでいました。木育クイズも解きごたえがあり、熊本に因んだ問題で、とても勉強になりました。
・クイズ問題は難しかったですが、勉強になりました。本棚作りは、分からない時には声を掛けていただいて助かりました。とても楽しく作業ができ、使うのが楽しみです。
・てぶくろをしていたので、くぎをもつのがたいへんだった。
・簡単に作れたので、良かったです。
・クイズも難しいもの(知らなかったこと)もあり、勉強になりました。
・抽選に当たると思っていなかったので、参加できると連絡をもらって、とても嬉しくワクワクしていました。みんなで協力して楽しみながら制作することができて、とても嬉しかったです。思っていたより早くできて、工作が苦手な私も嬉しかったです。
・日頃、釘打ちの経験などあまりしていませんので、良い時間となりました。作りやすいように「釘穴」もあり、子どもとスムーズにできて楽しかった。
・思っていたより、簡単に作れたので、保護者としては、とても助かりました。
・クイズ形式での木育だったので、子ども達が飽きずに勉強できたと思います。
・なかなか体験できないことなので、冬休みや春休みも子ども体験企画をしていただくと嬉しいです。
・木育クイズは、知らない事ばかりでしたが、勉強になりました。
・本立ては、子どもとモノづくりをする良い機会となりましたし、子どもも楽しく釘打ちをして楽しめたようでした。
・釘を真直ぐ打つのが難しかった。きれいに木を合せるのが難しかった。
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(1)「親子で楽しむ木工教室」集合写真 |
(2)東部交流センター内会場の様子 |
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(3)講師:熊本県森林組合連合会の挨拶 |
(4)「木育クイズ」スタート |
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(5)「スライド本立て」製作中① |
(6)「スライド本立て」製作中② |
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(7)「スライド本立て」完成① |
(8)「スライド本立て」完成② |
6月29日(月)16時より、ホテルメルパルク熊本2階「金峰」にて、2022年熊本県生協連通常総会を開催しました。
本総会は、新型コロナウイルス感染拡大防止のため、若干時間短縮を行い開催しました。昨年同様、会場の受付ではマスク着用のお願いと手指消毒、検温を行い、会場内の発言者の机には飛散防止のパネルを設置し、出席者は机1台に1名~2名の配置としました。
出席役員11名、実出席代議員11名、来賓3名、オブザーバー(役員候補)2名、書記1名の合計28名で開催しました。
〇出席状況は以下の通りです。
代議員19名中、本人出席11名、書面議決書8名で全員出席
〇議案は以下の通りです。
第1号議案:2021年度活動・事業報告及び決算関係書類承認の件
第2号議案:2022年度活動計画及び予算決定の件
第3号議案:役員補充選任の件
昨年は、議長及び議事録署名人の必要最小人数で開催しましたが、今年は代議員11名の実出席で開催する事ができました。また、来賓の出席も賜ることができ、熊本県環境生活部県民生活局消費生活課課長 福永公彦様と日本生協連九州地連事務局長代理で木船文敬様よりご祝辞をいただきました。
その後、木下専務理事が全議案を一括提案し、成瀬監事が監査報告を行い、採決の結果は書面議決書を含め全議案全会一致で可決承認されたことを報告します。
今期は改選期ではありませんが、本総会をもって石本理事、野村理事、福永監事が辞任され、後任には熊本県労働者共済生協より推薦いただいた吉村泰之様とグリーンコープ生協くまもとより推薦いただいた牧幸子組合員事務局長が理事に、南栄作常務理事が監事に就任されました。
2022年度熊本県生協連は、生協間の連携、行政や他の協同組合間の連携を更に強め、安心してくらし続けられる地域社会の実現に向けて、より多くの人々とつながり、社会的課題を解決することを確認しました。その後、別室で懇親会を開催し、会員生協並びに各団体の方々と懇親を深めることが出来ました。
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①メルパルク熊本2階「金峰」の会場 | ②中野理事の「開会宣言」 |
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③議長に選出された熊大生協山崎代議員 | ④嶋田会長理事の「主催者挨拶」 |
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⑤熊本県消費生活課福永課長の「来賓挨拶」 |
⑥九州地連事務局長代理木船様の「来賓挨拶」 |
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⑦木下専務理事の「議案提案」 | ⑧成瀬監事の「監査報告」 |
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⑨南新役員の「新任役員挨拶」 | ⑩上村副会長の「閉会挨拶」 |
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熊本県生協連の支援物資センター(生協くまもとに委託) | つぶれた家と石垣と通路 遠くには崩れた山肌が見える |
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全国から励ましの言葉をいただいています これは長崎県ララコープからの寄せ書きです |
つぶれた家と崩れて道をふさぐ石垣 |